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冬のうちにお気に入りの場所を無くす~巣撤去後の薬剤散布~
アシナガバチ駆除した後にも、必要な作業はあります。お気に入りの場所をなくすために気をつけたい戻り蜂対策を見ていきます。
アシナガバチの巣は一年限り

アシナガバチは、作った巣を一年で手放します。春に作った巣は冬眠を区切りに手放して、冬眠から目覚めた女王蜂が新しいものを作ります。冬場に空っぽの巣を撤去するだけでは、確かな駆除効果は得られません。ところが、そのまま放置するのも間違いです。翌年の材料として再利用する可能性があるので、業者に依頼のうえ処分しましょう。
アシナガバチがお気に入りとする4つの場所
- 軒下
- アシナガバチは風雨をしのげる場所に巣を作るので、軒先は巣作りにはぴったりです。定期的に巣がないかチェックして、早期発見につとめましょう。人通りが多い場所にもおかまい無しで巣を作るため、住宅密集エリアでも安心はできません。
- 庭木
- 庭木が生い茂ったところも、子育てに適しています。腰の高さくらいの低い所にも巣を作るため、刺激しないように気をつけましょう。なかなか足を踏み入れない裏庭などは、絶好の住処とされます。春先に剪定して、アシナガバチが住みにくい環境に整えましょう。
- 天井裏
- 軒先から天井裏に侵入して、アシナガバチが繁殖することもあります。春から秋にかけての出入りを防ぐためにも、金網をつけましょう。アシナガバチが通れない細かな編み目のネットを使えば、簡単に繁殖を防げます。
- 外周
- 外周など人の出入りが少ないところも、アシナガバチに好まれます。大型ゴミなど隠れ家になりやすいものは撤去して、風通しを良くしましょう。活動時期に水分補給ポイントにされるリスクがあるので、プランターの受け皿を置かない工夫も重要です。
巣の撤去と薬剤散布の同時対策
アシナガバチの巣が見つかった場所は、今後も狙われやすいポイントです。巣を撤去した後に薬剤散布をお願いして、戻り蜂対策を進めましょう。信頼できる業者なら一貫しておまかせできますが、「戻り蜂対策もお願いします」と一言添えると安心です。